2月21日(月)従事者研修「クロスロード研修」開催報告

この度コロナ禍の開催を危ぶまれていた中、今だからこそ、福祉従事者の担う役割を改めて意識して、支援の在り方を再度考える機会とし、北区地域自立支援協議会従事者研修「福祉従事者の意識って?」“クロスロード ”~あなたならどうする?~を予定とおり開催いたしましたことをご報告いたします。
当日は25名の方にご参加いただきました。

クロスロードという研修手法が生まれたきっかけは1995年阪神淡路大震災です。災害対応にあたった神戸市職員へのインタビューを基に開発された防災教材をもとに、「福祉版クロスロード」ができました。
経験年数や分野が異なる福祉従事者の方々と、カードゲーム形式で話し合いながら、誰もが判断に悩む〝福祉従事者としてのあるある場面”への対処方法、問題解決の糸口を探ります。
他の参加者の意見・考え方に触れることで、多くの気づきや新たな発見が得られ、右往左往している現状をどう回復するのかを学ぶプログラムです。

この度”クロスロード”というツールを通して、多くの価値観や視点に出会い、他者のさまざまな考えを知ることができること、また、福祉従事者として日々感じているジレンマに対して、一人とりが優先する価値観が違い、自分自身と違う価値感であっても受け入れながら話合い、有事に団結力を発揮することを問われた研修でした。

今年度から北区地域自立支援協議会にて研修委員会が立ち上がり、ICFの考えに立脚した福祉従事者としての資質向上につながる研修企画を考えております。
来年度も北区内で研修を企画してまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。